私、高校の頃までは数学が大得意だったんです。
(2Bまでで限界感じましたが・・・。)
他の科目がさっぱりだったので5科目合計すると平均くらいなんですけどね・・・。
そんな私ですが、中学1年の娘の数学で不思議な部分が出てきたので紹介したいと思います。
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説明ができない
まず最初は感覚で計算できてしまうけど、いざそれを説明しようとしたらよく分からなくなった話です。
例えば以下の式
(ー4)×(ー3)
これを計算すると答えは+12ですね。
何を言いたいかというとマイナスとマイナスを掛けるとプラスになるという点です。
普通のかけ算を説明する場合、4×3だったら
「4を3回足す」
ということで九九をこれから覚える小学生に説明ができます。
じゃあ、マイナスのかけ算は?
「ー4をー3回足す???」
それとも
「ー4を3回引く???」
この説明だとー12にしかなりませんが・・・。
なぜプラスになるのでしょうか?
マイナスとマイナスを掛けるとプラスになる
これはどういう理屈ですか???
当たり前のようにやっていたことでもわからないことってあるんですね。
あなたはズバリ説明できますか?
説明が難しい
逆に今度は学校で習ってきた説明が難しすぎるというお話です。
マイナスの数字が入った足し算引き算の説明です。
これも普通は感覚でやってしまいますが、文章にするとこんなにもややこしいんですね。
教科書にはこんな風にまとめられていました。
同符号の2数の和は、絶対値の和に、共通の符号をつける。
異符号の2数の和は、絶対値の差に、絶対値の大きい方の符号をつける。
何が何だかわかりませんよね(笑)
例えば1行目の文章の例を挙げると
(ー4)+(ー3)
ということです。
どちらも符号がマイナスで同じですね。
その場合、4+3(絶対値の和)の結果にマイナス(共通の符号)をつけるので答えはー7という計算の流れになるんです。
・・・
そんな難しいこといちいち頭の中でやりますかね?
さらにややこしいのが2行目の文章です。
これは
(ー4)+(+3)
ということです。
符号がマイナスとプラスで違いますね。
この場合、4ー3(絶対値の差)の結果にマイナス(4>3だから4についていた符号)をつけるので答えは−1という計算の流れになります。
今の中学校ではこんな難しい説明するんですか?
私は数学をやってきた中で絶対値という意味を理解するのが一番苦労した覚えがあります。
というか絶対値なんて高校になってから出てきたような気がするんですけど。
(ー4)+(+3)
を説明するのはこれでいいんじゃないでしょうか?
絶対値という言葉にコンプレックスがあるからこそあの説明文が難しく感じるんでしょうか?
そもそも、小学校の算数しかやってない人には上の式の計算方法を教えないとできないもんですか?
どうしても、感覚で分かってしまいそうな気がします。
うちの娘は?
学校の授業で3+(ー4)を言葉で説明しなさいといわれた時に
「3より4少ない数」
と答えたら、それはちょっと違いますって言われたらしい。
正解は「3よりー4多い数」
娘はそれが納得いかなかったみたい・・・。
先生はわざわざ(ー4)と書いた意味をちゃんと説明できて欲しかったんでしょうね。
ただの言葉のマジックであって、どっちも結果は同じなんですけどね。
確かにー4で一つの言葉という捉え方をちゃんと理解しとかないと今後の数学はきついですけどね。
まとめ
先生の言葉もそうですし、教科書の説明もそうですけど、数学嫌いな子供を作る原因はそこにあるんじゃないでしょうか?
よくよく自分の頃を思い出してみると、
(過程はどうあれ最後の答えが合ってれば丸なんでしょ?)
という考え方で数学を勉強していた気がします。
ある意味
数学嫌いな子=素直な子
という方程式が成り立つのかもしれませんね(笑)
コメント
貴方が理解して無いのは’ー4’と云う数が実在して居るとの認識。 そして演算としての’ー’は其の数に’-1’を掛ける操作だとの認識。
‘+’と可換法則と’0’と’A+X=0’なるXの存在を認め、乗法で’*’と’1’を認め、繋ぐ物として結合法則を認めれば
(-1)*(-1)=1
は自明に導かれますよ。ネットで検索してみて下さい。
甕星亭主人さん
コメントありがとうございます!
やはりマイナスというのはプラスの掛け算のように簡単には説明できないんですね!!
モヤモヤを晴らすためにちゃんと調べてみようと思いました(≧∇≦)