私がMacbook Proを買ったとき、当然のようにトラックパッドの使い方を覚えて愛用してきました。トラックパッドの完璧さに感動をして、何不自由なく便利に使っています。
でも、よく考えるとiMacを最初に買っていた場合、当然Apple純正のマウスがついて来たはずなので、何の疑問も持たずにそっちを使っていたことでしょう。
そもそもApple純正のMagic Mouseの使い勝手はどうなんでしょうか?ひょんなことからMagic Mouseが手に入ったので暫くの間使ってみて分かってきたメリット・デメリットを紹介していきます。
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Apple純正のマウスとは
まず最初にどんなマウスなのか紹介しておきましょう。Apple純正のマウスはMagic Mouse(マジックマウス)といい、その名の通り魔法のような事ができるマウスなんです!(大げさ)
やはり、Apple純正品だけあってお高い!!Apple Storeで買った場合、現行品はMagic Mouse2という名前なんですが、8,800円(税別)もします。
それだけのお金をかけてでも買うほど便利なものなのでしょうか?
次の項目ではこのマウスでどんなことができるか紹介したいと思います。
Magic Mouseでできること
このマウスで何ができるのかというのは設定画面のところで動画付きで紹介しています。ここを見れば一目瞭然ですよ。
どんな項目があるかだけ紹介していきましょう。項目には「ポイントとクリック」と「その他のジェスチャ」の2種類があります。
まずは「ポイントとクリック」です。
【ポイントとクリック】
- スクロールの方向
- 副ボタンのクリック
- スマートズーム
- 軌跡の速さ
トラックパッドはもっとたくさん項目がありましたが、マウスはこれだけなんですね。では次の「その他のジェスチャ」を見てみましょう。
【その他のジェスチャ】
- ページ間をスワイプ
- フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ
- Mission Control
シンプルといえばシンプルで覚えやすいですが、トラックパッドの凄さを知ってしまっているのでちょっと拍子抜けしてしまいます。
次から実際に使ってみてのメリット・デメリットをいよいよ紹介していきましょう。
Magic Mouseのメリット
何も考えずに使える
誰でもパソコンを使ったことがあれば100%マウスも使ったことあるでしょう。
マウスを動かせばカーソルが動きます。クリックしながら動かせばドラッグができます。ダブルクリックをすればファイルが開けます。などなど
基本的な事は体に染み付いていて無意識で使えてしまうんですね。
Macを初めて買ってトラックパッドを使おうと思ったら、クリックはどうやるの?とかドラッグはどうやるの?とか覚え直す部分が少なからず出てきます。
一度覚えてしまえばマウスよりも快適に使えるんですが、やはり取っ掛かりの壁はちょっとはありますね。
そういった意味で気軽に使えるので、Macを初めて使う方でそこまでパソコンが得意ではない人にはおすすめです。Macのマウスにはボタンが一つしかなくて今までの右クリックはどうやるの?という不安を覚える人がいると思いますが、それも先ほどの設定にあるようにマウスの右側をクリックすればできます。
WindowsからMacに移行したてでも全然違和感ないですね。
スクロール・スワイプがスムーズ
Windows用のマウスでスクロールをする場合、左右のボタンの間にコロコロ回るもの(ホイール)があるのが一般的ですね。でも、Macのマウスの場合は、表面をなぞるだけなんですよ。
本当に指でなぞれば画面がスクロールします。
iPhoneを使っていると指で画面を上下に滑らせてスクロールしますよね。あれと全く同じ感覚で使用することができます。ページを戻ったりするときも横に指をスライドさせるだけでできます。
この辺りがMagicと言われる理由なんでしょうね。このスクロールが凄く滑らかでスムーズなのでWindows用のマウスでホイールをカリカリカリカリ回しているのが煩わしくなってきます。
Magic Mouseのデメリット
私個人的にはマウスよりもトラックパッド派です。それはマウスのデメリットが大きく感じるからです。そのあたりを紹介していきましょう。
場所をとる
普段の私のスタイルはソファに座って膝の上にMacbookを置いて使っています。
マウスを使うのであればマウスを置く場所を確保しなければいけないんですよね。
ソファの上にマウスパッドとかを置いてその上で使うか、机でMacを使うかのどちらかですね。つまり、ソファでゆったり座りながら使う場合、マウスだと不便なんです。
それに新幹線の移動中とかだったら確実にマウス置く場所ないですね。時と場合によってマウスとトラックパッドを使い分けるくらいならトラックパッド一択にしてしまったほうが楽です。荷物も減りますし。
Launchpadを呼び出せない
トラックパッドだと親指と3本指でピンチするとアプリ一覧画面が呼び出せます(上の画像)。そのおかげでDock(アプリのショートカットを置いとく場所)にアプリのアイコンを設置する必要が無いですし、Dockに置いておくアプリも必要最小限に抑えてスッキリさせることができます。
マウスだとそれができないのでDockに設置しておくようになってしまい、Dockにズラ~っとアプリが並ぶことになってしまいます。
私はこのゴチャゴチャ感が好きではないのでスッキリさせるために、やはりトラックパッドからアプリ一覧を呼び出せるようにしておかないと不便になってしまうんですよ。
動きが鈍い
人それぞれの感覚の違いかもしれませんが、マウスを動かしたときのカーソルの動きが若干短いような気がするんです。
例えばマウスを1cm動かしたらカーソルは2cmくらい動いてほしいところ、1cmしか動いてくれないというような感じです。
設定でカーソルの動きの速さを指定できますが、MAXにしてもカーソルの動きが自分の思った動きをしてくれないんです。私的にはちょっとマウスを動かしたらカーソルはいっぱい動いてほしいんですけどね。
でも、これはデザイナーさんとか細かい作業をする人にとっては大事なことらしいです。ちょっとマウスを動かしただけでカーソルがたくさん動いちゃったら作業しづらいですからね。
繋がったり繋がらなかったり
当たり前ですが、Magic Mouseは無線でBluetooth接続します。ですが、
なぜかMacbookを開いたときに勝手に繋がってくれるときとうまく繋がらないときがあるんですよ。
繋がらなかったときは結局トラックパッドを使って手動で接続してます。
何か設定があるのか、私の使い方が間違っているのか分かりませんが、これが不便だと思った最大のポイントです。勝手に自動で繋がってほしいじゃないですか・・・。
電池の心配
初代Magic Mouseは電池で動き、Magic Mouse2は充電して動かすことになります。そんなに簡単には電池切れにはならないにしても電池残量を気にしなければいけないのはちょっと苦痛です。
マウスしか選択肢がないならしょうがないと諦められるんですが、トラックパッドだったら電池切れなんてないわけですよ。それと比べてしまうと・・・、という意味です。
まあ、1日2日で電池が終わっちゃうわけではないですから、これはそんなに気にするほどでもないですね。
まとめ
初めてMacを使う人はマウスを使ったほうが最初の導入で躓くということがなくなります。そんな人にはおすすめですが、私個人的にはトラックパッドがすごすぎるので是非とも様々なジェスチャを覚えて使っていただきたいですね。
私がWindowsよりMacの方がいいと思えるポイントの一つです。
Magic Mouseにはちょっと残念ですが、おそらく、Macbookを購入してMacデビューをしたと同時にこのマウスがあったら普通にマウスを使っていたでしょう。トラックパッドの便利さを知らなければ普通に便利な道具ですよ。
機会があったらぜひいじってみてください。
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